金型設計に散りばめられたエンジニアの気遣い
2023.11.07
ものづくりにひた向きな井本精機です。
日々、一つひとつの工程を素早く丁寧な手さばきで取り組んでいます。
作業中はとても寡黙なエンジニアたちですが意外と話すことも好きで、何気なく気になっている質問をすると、ものづくりの面白さを存分に感じさせてくれる話を分かりやすく教えてくれます。
「分かりやすい」ということがいつか、困っている方や新しく何かを作ろうとしている方、もしかしたら一緒に働くことになるかもしれない誰かに届くといいなと思います。
井本精機での仕事に触れて知ることとなった、ものづくりの中でも重要なアイテム「金型」。
ご依頼いただいたお客さまのご要望を元に、そのメリットを最大限に活かした金型をお作りしています。
こちらは1型で4つの製品を同時に製造する金型です。
この型の中には設計者の思いやりがたくさん詰まっています。
形成するゴールのカタチはもちろんのこと、お客さまの製造工程の中で効率的に生産できるカタチ、そして関わる方たちが少しでもミスをいち早く察知できるようにという願いまでも、設計にはありました。
例えばこの金型は製品形状の理由で、2方向に2回スライドして製品を取り出すという複雑な金型構造になっています。
こういう複雑な構造のものこそ、
金型分解 → 製品取り出し → 金型組付け の手順を
できるだけシンプルに、誤組みしないように、力を使わず作業できるように!
と、考えられていたり。
ひとつの型を作るのにはある程度の費用もかかってしまいます。
だからこそ長く大切に、そして何よりもお客さまのニーズに合わせたカタチをとことん考える、それが得意なエンジニアさんがいることが、私たちの強みでもあります!
いつもベストを尽くす私たちに色々とお聞かせください。