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エンジニアさんへインタビューを行いました!

2025.05.14

日々のこと

金型って、本当に奥が深い。
今回、井本精機の大先輩であるエンジニアさんにインタビューを行わせていただきました!
金型づくりへの想いや、昔のエピソードを聞きながら、「もっと頑張ろう」と感じた時間でした。

インタビューの内容をみなさまにも少しおすそ分けしようと思います!(笑)

最初はどんなお仕事を覚えていったんですか?

「最初は何もできなかったです。」

「一番最初は、ボール盤で手動で穴をあける加工を任されて、そのころ井本精機で金型はまだやっておらず、部品の加工が主で、フライス加工や旋盤加工が主な仕事内容でした。」

金型事業は入社して何年目ぐらいで始まったんですか?

「入社して5年ぐらい後でしょうか。
金型の設計から加工まで出来るようになったのは入社して7年目ぐらいかな。」

技術はどうやって覚えていきましたか?

「加工しながら、考えて次に活かす。今でも勉強です。」

今まで作った金型で難しかったものはありますか?

「30年ぐらい前でしょうか。
蛇腹製品の金型を自動化で作った時に、うまく金型から取れなかったことがあって」

「形が入り組んでたから、ただ引っ張るだけでとれなくて苦労しました…なかなか一回では上手くいかなくて、お客さんが遠方のため、朝から行って夜24時ぐらいに戻って来た事がありました。」

「成形機がお客さんのところにしかないから、現場で試しては、会社に戻ってきて修正して、また持っていって。雪で、通行止めだったりして大変でした(笑)
その後、3度目には完全に自動成形が出来るようになりホッとしました。」

自動化の設計をするときのポイントを教えてください…!

「人が手で行うことの応用です。
力が一気にかかるのか、徐々に分散する形になるのか、そこを考えるだけで全然違います。」

「積み重ねが大事。今までの実績やノウハウの積み重ねがあるからこそ出来る自動化だと思います。」

エンジニアさんは、モノづくりが好き?

「好きっていう風には、なかなか言えないけど、やっぱり形になったものを見て、綺麗に削れたな~って思って
お客さんに渡すときには、いいのできたよ~って自信をもって納品する、それをずっとやってきたから。好きなのかもしれませんね。」

お仕事する上で大事にしている・意識してることはありますか?

「失敗したら取り返しがつかないので、
かならず何度も確認をする。簡単なものでも必ずやるようにしています。」

「今は井本社長がやるようになったけど、昔は自分でもお客さんと打合せしててお客さんとのやりとりをさせてもらって、コミュニケーションって大事だなって思います。次のリピートの仕事にもつながってくるし、結局は人間関係だなって思います。」

エンジニアさんから見た井本社長はどんな方?

「とても真面目で実直な方です。」

「そうじゃないと出来ない仕事でもあるし」

私たちが働いている「井本精機」その良さを教えてください!

「自分の思ってる仕事ができる。
仲が悪いわけじゃなくて、お互いに干渉しすぎない距離がいいところ。少人数だからこそ出来る関係、そこがいいのかな~と。」

「また、「こうしたら良くなるのでは」という自分のアイディアをどんどん活かせる環境で、それを自分で作って成果が見られるから、とてもやりがいを感じることができるね。」

今回のインタビューで、エンジニアさんがおっしゃっていた「今でも勉強だね」という言葉。
この姿勢を私もこれからずっと忘れないようにしてきたいです。

普段のお仕事では聞けないお話を沢山聞くことが出来て、さらに井本精機の歴史に触れることができました。

 

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