入社後の流れってどんなもの?(未経験者編)
2025.02.10
今回は井本精機の入社後の流れをご紹介します!
前回のブログでは面接のときのお話をお届けしましたので、
今回は入社して最初に何を学ぶのかなど、入社1~5年目の流れをご紹介します。
入社後、最初に何を学ぶの?
・CAD/CAM操作(設計・モデリング・加工プログラムを作るもの)
・金型がどんな風に出来ているのかを理解する
※CAD/CAMについて詳しい説明はこちらをご覧ください!
以前の面接で体験させてもらったCAD/CAM操作をマンツーマンで教えてもらったり、
金型を組付けたり、分解したりして金型ってどんな風に出来ているのか、構造を学んでいきます。
金型の組付けですが、実は未経験の方がやるのと、知識を持っている方がやるのとでは仕上がりが違います。
ボルトの締め方一つでも順番があって、それを間違えてしまうと金型が傾いたり曲がったりしてしまうのです。
また、加工作業についてもワーク(鉄のプレート)をセットするにしても、少しでもごみを挟んでいたら精度が出ない。
0.1mm以下の話だけど変わってくる繊細さがあるので、金型の扱い方の知識を、実際に学んでいき、少しずつ覚えていきます。
これらが、入社1年ぐらいで出来るようになり、2年ほどで隣にエンジニアさんについてもらわず、1人で出来るようになります。
他にも、
実際に汎用機(手動)を使って、穴をあけてみるという感覚を養う作業も。
刃物にどれぐらいの負荷がかかっているのかは、普段は加工プログラムに従って動くので分からないのですが、
汎用機で、手動で操作することで、感覚を覚えていきます。
これぐらいだと適切なんだなとか、これぐらいの回転速度でやると食い込んじゃうんだなという理解が深まり、最初に基礎から経験してやっておくことで、後々生きてきます。
入社後は、
「自分の勉強として、機械が空いていれば端材を使って削ってみたり、プログラム作ってみたりやっていいよ」と井本社長に言っていただけているので、
時間があれば自分の好きなものを造ってみたり、やってみたい!の興味があれば、伸びしろは無限大だと思います!
3年目からは何を学ぶの?
・CAD/CAMは今まで学んだことの、どんどん応用へ
・金型の構造が分かってきたら、次は金型設計へ
たい焼き方式みたいな簡単なものから、金型設計を学んでいきます。
最初は、レイアウトや、どのぐらいの食い切りの設定にしたらいいかを教えてもらい、トレースしていきながら理解を深めていきます。
たい焼き方式のような簡単な金型設計の場合、
エンジニアさんに教えてもらいながら1年程で、自分で考えながら金型設計ができるようになるまでは2年~3年程かかります。
少しずつ、自分の力でできるようになるのが楽しいです。
4年目は何ができるようになる?
・気遣いの設計ができるように
自分で設計から製作まで行う場合は自分自身が分かりやすくでいいのですが、
協力会社さんへ依頼するときには、ここが重要という部分や、自分以外の方が見ても見やすいように描くという気遣いが必要になってきます。
4年目では、設計の理解も深まり、その気遣いの部分ができるように。
5年目は何ができるようになる?
・設計部分はもっと応用のものができるように
設計していくとアイデアも増えていき、「ここをこうしたら自動脱型でできるな」など、さらに工夫ができるようになっていきます。
3年目では簡単な設計を行っていましたが、
5年目からは、さらに難しい、でもやりがいのある設計ができるようになっていきます。
金型づくりの一連の流れは、5年ほどで学ぶことができます。
すべての工程に携わる、だから面白い!!
井本精機での仕事は、設計・加工・組立など各担当が分業で作業するわけではありません。
みんなが全ての工程に携わります。だから大変なこともあるけれど、だからこそ面白い!!
「作ったー!!」感を味わえます。
そして、金型の匠にマンツーマンで教えてもらえる環境がある
この道何十年の匠にマンツーマンで金型技術を教えてもらえる環境
これって学校でも出来ない、大企業でも出来ないこと。
とっても貴重なありがたい環境で働いているなあと感じています。
井本社長がよくおっしゃっている「オペレーターで終わって欲しくない、技術者になって欲しい。」という言葉
最初はこの言葉かっこいいな!と思っていただけでしたが、
この言葉には、「それだけ学べる環境があるよ」ということなのだと入社後に実感しました。
「エンジニア」と呼ばれるぐらい成長できるように、私自身もがんばっていこうと思います!